造血幹細胞移植推進地域拠点病院|山口大学医学部附属病院

移植後長期フォローアップ外来(LTFU外来)

移植後長期フォローアップ(LTFU)外来

移植後に起こるGVHD(※1)の評価やさまざまな晩期合併症の予防と早期発見を目的としたLTFU外来を2018年より開設しています。
定期受診の日に患者さん個々に応じた検査を行った後、退院後の生活で困りごとがないか問診を取り、血液内科の医師と専門の研修を修了した看護師が対応しています。
移植後の患者さんが抱える様々なリスクを自身で理解してもらい、自己管理能力を支えるために節目受診として継続的に生活指導を行います。

※GVHD(移植片対宿主病)
移植後に生着したドナー由来のリンパ球が、患者さんの体を異物として認識して攻撃する合併症

対象

当院で造血幹細胞移植を行った、あるいは移植後のフォローをしている患者さんとご家族

受診の時期

移植後6か月、1年、2年、3年、4年、5年、それ以降も患者さんが希望された場合

開催日

毎月第1、第3金曜日、13時~16時(1日3人:1人30分)

診療内容

健康相談、生活指導と併せて、患者さん個々に応じた定期健診(歯科・眼科・皮膚科受診、血液・尿検査、骨密度測定、肺機能検査、レントゲン検査など)を行います。

移植後、地域の施設で診療を受けている患者さんは、通院している施設で必要な検査を受けてから当院のLTFU外来を受診する場合もあります。

料金

健康保険の適応です。
移植後患者指導管理料:300点(3割負担の場合、900円)が検査料金に加えられます。

予約方法

当院で移植を終え退院する際に、病棟担当医師が患者さんの希望に沿い予約をします。
他院で移植を受け、当院に受診されている患者さんは外来担当医へご相談下さい。

画像:造血細胞移植コーディネーターのイメージ